お飾り王妃は華麗に退場いたします~クズな夫は捨てて自由になっても構いませんよね?~【極上の大逆転シリーズ】
しかし、エリサが鳩を飼っているのはまったく気づいていなかった。侍女達がどこまで先回りしているのかと思うと怖いぐらいだ。
「騒がせて悪かったな」
「いいえ、陛下。」
「王妃様のお立場を考えたら、疑われてもしかたありませんわ。ねえ、陛下」
ああ、ちくりと棘を感じた。だからだ。ケイトは今までの愛人とは違うと思いながらも、心の底では信頼できないと思ったのは。
騒がせた詫びを口にしただけ、グレゴールは成長したのだろう。オリヴィアとはかかわり合いがないけれど。
グレゴールとケイトが出ていくと、オリヴィアはぐったりとソファに身を沈めた。仕事をしなければならないのに、今日は朝から疲れてしまった。
「エリサ、助かったわ」
「いえ。他にも三羽の鳩を飼っているんです。まさか、こんな使い方をするとは思いませんでしたけど!」
「……そうね」
グレゴールがずっとこの離宮を監視しているかどうかは知らないが、たまたま気づいたという可能性が高そうだ。
(次は、返事を持たせなければだめかもしれないわね)
ルークの鳩がまた来るようなことがあったなら――それ以上は、考えることを放棄した。
「騒がせて悪かったな」
「いいえ、陛下。」
「王妃様のお立場を考えたら、疑われてもしかたありませんわ。ねえ、陛下」
ああ、ちくりと棘を感じた。だからだ。ケイトは今までの愛人とは違うと思いながらも、心の底では信頼できないと思ったのは。
騒がせた詫びを口にしただけ、グレゴールは成長したのだろう。オリヴィアとはかかわり合いがないけれど。
グレゴールとケイトが出ていくと、オリヴィアはぐったりとソファに身を沈めた。仕事をしなければならないのに、今日は朝から疲れてしまった。
「エリサ、助かったわ」
「いえ。他にも三羽の鳩を飼っているんです。まさか、こんな使い方をするとは思いませんでしたけど!」
「……そうね」
グレゴールがずっとこの離宮を監視しているかどうかは知らないが、たまたま気づいたという可能性が高そうだ。
(次は、返事を持たせなければだめかもしれないわね)
ルークの鳩がまた来るようなことがあったなら――それ以上は、考えることを放棄した。