旦那様は仏様 ~もっとイチャイチャしたいんです~
そして、迎えた約束の土曜日。前日に雨が降っていたからどうなることかと思ったが、この日は朝から快晴だった。
「晴れましたね。折角の美咲さんとのお出かけですから、いい天気に恵まれて本当によかったです」
「はい……」
美咲は返事をしながら聡一に見惚れていた。聡一は朝からなんとも神々しい。朝日に照らされて、ご尊顔が輝いていらっしゃる。
「美咲さん。今日は一段と素敵ですね。その髪型も服もとてもお似合いですよ」
聡一はこうやってよく美咲のことを褒めてくる。初めのころは謙遜していた美咲だが、あまりにも頻繁に言われるようになってはもうそれを享受するしかない。
「ありがとうございます。聡一さんもいつも素敵ですね」
「ふふっ、光栄です。素敵なあなたの隣に立つのですから、恥をかかせないようにしないと。ね?」
同意を求めるようにして送られたその微笑みに、美咲は心臓を撃ち抜かれた。
(その「ね?」は反則です! 聡一さん! もうありがとうございます。ありがとうございます。はあ、拝みたい!)
美咲は心の中で合掌しつつ、『ありがとうございます』と繰り返した。デート開始早々に美咲はもう天にも昇る気持ちになっていた。
「晴れましたね。折角の美咲さんとのお出かけですから、いい天気に恵まれて本当によかったです」
「はい……」
美咲は返事をしながら聡一に見惚れていた。聡一は朝からなんとも神々しい。朝日に照らされて、ご尊顔が輝いていらっしゃる。
「美咲さん。今日は一段と素敵ですね。その髪型も服もとてもお似合いですよ」
聡一はこうやってよく美咲のことを褒めてくる。初めのころは謙遜していた美咲だが、あまりにも頻繁に言われるようになってはもうそれを享受するしかない。
「ありがとうございます。聡一さんもいつも素敵ですね」
「ふふっ、光栄です。素敵なあなたの隣に立つのですから、恥をかかせないようにしないと。ね?」
同意を求めるようにして送られたその微笑みに、美咲は心臓を撃ち抜かれた。
(その「ね?」は反則です! 聡一さん! もうありがとうございます。ありがとうございます。はあ、拝みたい!)
美咲は心の中で合掌しつつ、『ありがとうございます』と繰り返した。デート開始早々に美咲はもう天にも昇る気持ちになっていた。