旦那様は仏様 ~もっとイチャイチャしたいんです~
「普通に甘えればいいじゃん。甘えたら応えてくれるでしょ」
「そうかもしれないけど、甘えるのが難しいんだって……あ、でも……実はこの間、偶然甘えられたんだよね。それもあってより甘えたい欲が……」
先日の出来事が思いだされて、美咲は自然と顔がにやつく。何しろあれは美咲史上最大の甘えイベントだったのだから。
「え、何。何があったの?」
「うん……ちょっと不可抗力だったんだけど、めっちゃ甘えさせてもらって」
「えー、何? 教えてよ」
千佳はワクワクという文字が見えそうなほど期待に満ちた目でこちらを見ている。美咲は美咲で今の爆発しそうな気持を放出したい。こうなればもう話すしかないだろう。本当はちょっとだけ人には言いづらい話ではあるのだが、親友の千佳になら遠慮はいらないので、美咲は構わずにあの日の出来事を話しはじめた。
「うん。あのね、この間、結構重めの生理痛がきたんだけどさ、そのときの聡一さんが本当に神対応でね?」
「仏から神になったの?」
「もう話の腰を折らないでよ」
「ごめんごめん、つい。で?」
千佳に促され、美咲は続きを語って聞かせた。
「そうかもしれないけど、甘えるのが難しいんだって……あ、でも……実はこの間、偶然甘えられたんだよね。それもあってより甘えたい欲が……」
先日の出来事が思いだされて、美咲は自然と顔がにやつく。何しろあれは美咲史上最大の甘えイベントだったのだから。
「え、何。何があったの?」
「うん……ちょっと不可抗力だったんだけど、めっちゃ甘えさせてもらって」
「えー、何? 教えてよ」
千佳はワクワクという文字が見えそうなほど期待に満ちた目でこちらを見ている。美咲は美咲で今の爆発しそうな気持を放出したい。こうなればもう話すしかないだろう。本当はちょっとだけ人には言いづらい話ではあるのだが、親友の千佳になら遠慮はいらないので、美咲は構わずにあの日の出来事を話しはじめた。
「うん。あのね、この間、結構重めの生理痛がきたんだけどさ、そのときの聡一さんが本当に神対応でね?」
「仏から神になったの?」
「もう話の腰を折らないでよ」
「ごめんごめん、つい。で?」
千佳に促され、美咲は続きを語って聞かせた。