神獣使いのお気に入り
何もかも考えられなくなるほどに惹かれる匂い。
以前聞いたことがある。
神獣使いとなる騎士団に属すれば獣のような感覚を得て、望むものを本能で感じるようになると。
これが長年求めていた癒しだと気が付いたユリウスはヨルに全てを見透かされいることを再認識した。
“そのまま、離すでない”
ヨルの言葉が届いた。
フィリカを抱きしめると、満たされた気持ちになれるのだ。渇きを潤すような、そんな感覚。
ユリウスの溢れ出た想いは留めることはできず、フィリカを翻弄した。
熱に浮かされ流されていく感覚と甘い痺れ。
力強い腕に抱かれ、甘い熱で犯されたフィリカは夜が明けるまでユリウスと過ごすことになった。