神獣使いのお気に入り
目が覚めると心地よい温かさと天蓋付きのふかふかのベット。
まだ夢の中だと寝返りをうつと体温にぶつかった。
体を包んでいたものにぎゅっと力を込められて、頭にキスが落ちてきた。
「え…?」
「フィリカ、おはよう。」
心地いい声に顔を上げるとユリウス様が微笑んでいた。
急いで布団に潜り込むと私の給金では決して買えない手触りのいいシルクのキャミソールを裸の上にまとっており、昨晩の出来事がフラッシュバックした。
そ、そうだった!!
昨夜、ユリウス様と…!!!!
「今日は身体を労わって休んでほしい。上にはわたしの手伝いがあると伝えて話を通しているから」
ふわり、と笑ったユリウス様の笑顔に胸がきゅんとする。
こんなに優しく笑うなんて知らなかった。
情熱的なのも知らなかったけれど…
「ユリウス様…わたしに情けをかけてくださってありがとうございました。一晩の想い出として心の奥に留めておきます。」
と、ベッドの上で深々と頭を下げた。