神獣使いのお気に入り
その姿を吸い込まれるように魅入っていると一瞬アメジストの瞳がこちらを向き、ウィルとフィリップはヨルの視界に捉えられた。
ただ、そのまま何を言うでもなかった。
少し開けた窓の外で慣れた隣の部屋に着地する音が聞こえる。
「フィリカ…」
「ユリウス様、こんばんは」
2人の声が途切れ、ちゅっとリップ音が鳴り窓を閉める音がした、、
ウィルとフィリップは思わず止めていた呼吸を吐き出しす。
その苦しさが現実であることを告げていた。