神獣使いのお気に入り

湯浴みを終え、衣服を洗濯に出そうとしたところでエプロンの紙切れを思い出した。

「ここの仕事が終わったらフィリカ嬢がわたしの部屋の清掃に来てくれないか?」

忘れてた…。

「マーヤ、頼まれごとをしていたのを忘れてたの!お夜食部屋に持って帰ってくれない?」

「もちろん!フィリカの分は部屋に持って帰るね!」

同室のマーヤには今まで何度も頼んだことがあり、怪しまれることもなく引き受けてくれた。

再度給仕服に着替え直したフィリカにイザベラだけは怪訝な顔をしたが、すぐに湯浴み殿を出て西棟に向かった。

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