極秘の懐妊なのに、クールな敏腕CEOは激愛本能で絡めとる
シャンデリアの下、テーブルにロウソクが灯され、本格的なフレンチのコース料理が給仕される。
ダイニングの大きな窓からは夜の海が見えて、空にはたくさんの星が瞬いている。これ以上ないくらいロマンチックだ。
「奏斗さん、今日はありがとう。すごく嬉しかった」
二葉はデザートの桃とミルクのテリーヌを味わって、左手を頬に当てた。優しい甘さで、罪悪感なく食べられる。
「喜んでくれてよかった」
奏斗は二葉の様子に満足そうに微笑んで、コーヒーを飲んだ。
「写真の出来上がりが楽しみだね」
「ああ。きっとすごくきれいだろうな」
「お母さんとお父さんに見せられてよかった」
年賀状に写真を使おうか、と思ったとき、今朝奏斗に、祖父母には結婚したことを『入籍後にハガキでも送って知らせようと思ってる』と言ったことを思い出した。
あの祖父のことだ。ハガキで知らせたら、また『薄情者!』とでも言いそうだ。
けれど、『二度と顔を見せるな!』と言われているのだから、ハガキで十分だろう、という気もする。
(でも……唯一の肉親なんだし……)
二葉が考え込んでいたら、奏斗が心配そうに声をかけた。
「二葉、どうした?」
「あ、ええと……。祖父母に入籍したことを電話で知らせようかなと思って」
ダイニングの大きな窓からは夜の海が見えて、空にはたくさんの星が瞬いている。これ以上ないくらいロマンチックだ。
「奏斗さん、今日はありがとう。すごく嬉しかった」
二葉はデザートの桃とミルクのテリーヌを味わって、左手を頬に当てた。優しい甘さで、罪悪感なく食べられる。
「喜んでくれてよかった」
奏斗は二葉の様子に満足そうに微笑んで、コーヒーを飲んだ。
「写真の出来上がりが楽しみだね」
「ああ。きっとすごくきれいだろうな」
「お母さんとお父さんに見せられてよかった」
年賀状に写真を使おうか、と思ったとき、今朝奏斗に、祖父母には結婚したことを『入籍後にハガキでも送って知らせようと思ってる』と言ったことを思い出した。
あの祖父のことだ。ハガキで知らせたら、また『薄情者!』とでも言いそうだ。
けれど、『二度と顔を見せるな!』と言われているのだから、ハガキで十分だろう、という気もする。
(でも……唯一の肉親なんだし……)
二葉が考え込んでいたら、奏斗が心配そうに声をかけた。
「二葉、どうした?」
「あ、ええと……。祖父母に入籍したことを電話で知らせようかなと思って」