小児科医は癒やしの司書に愛を囁く
「そうかな?」
「そうですよ。おぼっちゃんの弘樹先生にはわかりません。私とは価値観が違うから、この先も難しいかも……」
俺は彼女を後ろから抱きしめると首筋を吸い上げた。
「あ、痛い」
「檜山に言われた。美鈴はモテるから気をつけないとダメだと。俺はうかつだったからこうやって毎日印を付けることにする」
「ええ?」
「それに、価値観だが俺は別に美鈴に合わせていくから心配しなくていい。毎日お茶漬けだけでも俺は大丈夫だ。ただし、美鈴が側にいないと我慢できないかもしれない」
「何言ってんです?」
「さてと、せっかく美鈴が価値観を捨ててまで買ってくれたステーキを早速いただこう。うまそうだ」
「もう、困った人……はい、どうぞ」