白い結婚間近の悪役令嬢は、冷酷な死神の溺愛に戸惑う~王太子の後悔は俺だけが知っていればいい~

第2話

「その娘を差し出せば助けてやろう」

死神ラスヴェートが次に指差したのは、ローランナの義妹ミルキィル。
国王が承諾したためラスヴェートは室内にいた死神と反乱の首謀者イジェイケ宰相の魂を刈った。
ミルキィルを連れていこうとしたラスヴェートに、せめて別れの時間をくださいとローランナが懇願する。
その願いを認め受け取る日にちと場所を指定しラスヴェートは去っていく。
ラスヴェートのもとへ行くのを嫌がるミルキィルは姉のローランナに身代わりを依頼。
周りの者もミルキィルに賛同。
ローランナ自身も生贄になる事を了承する。
けれどラスヴェートはそれを拒否しローランナを家へ帰した。
無事に戻ったローランナだったが、死神を使って宰相を操ったという濡れ衣を着せられ国外追放となる。
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