後ろの席の五十嵐くんと私の、2人だけの秘密
『わ、私、先に教室行くねっ!』
そう言って慌ててベッドを降りると、リュックを持って急いで教室へ向かった。
登校してる他の人に混じって、廊下を歩く。
五十嵐くんの笑顔があまりにもセクシーで、夢なんじゃないかと思うくらいに五十嵐くんとの距離が近かった。
五十嵐くんの寝起きの顔を思い出して、また火照り出した顔を抑えながら歩いていると「おはよっ」と後ろから亜紀に声をかけられた。
「亜紀!おはよー」
「あれ?今日天気悪いのに頭、痛くないの?」
「…あ、う、うん…。さっきまで保健室で薬効くまで寝てたから。」
「そっか!薬、効いてよかったね。でも、顔赤くない?大丈夫?」
「え!?あ、あぁ〜、寝起きだからかなっ?ははは…」
「そっか?…あ、ねぇねぇ。昨日出た課題のさ…」
亜紀が話題を変えてくれてホッとした。
亜紀と話しながら、ぼんやりと今朝のことを考える。