後ろの席の五十嵐くんと私の、2人だけの秘密

『わ、私、先に教室行くねっ!』


そう言って慌ててベッドを降りると、リュックを持って急いで教室へ向かった。


登校してる他の人に混じって、廊下を歩く。


五十嵐くんの笑顔があまりにもセクシーで、夢なんじゃないかと思うくらいに五十嵐くんとの距離が近かった。

五十嵐くんの寝起きの顔を思い出して、また火照り出した顔を抑えながら歩いていると「おはよっ」と後ろから亜紀に声をかけられた。


「亜紀!おはよー」


「あれ?今日天気悪いのに頭、痛くないの?」


「…あ、う、うん…。さっきまで保健室で薬効くまで寝てたから。」


「そっか!薬、効いてよかったね。でも、顔赤くない?大丈夫?」


「え!?あ、あぁ〜、寝起きだからかなっ?ははは…」


「そっか?…あ、ねぇねぇ。昨日出た課題のさ…」



亜紀が話題を変えてくれてホッとした。


亜紀と話しながら、ぼんやりと今朝のことを考える。

< 23 / 76 >

この作品をシェア

pagetop