後ろの席の五十嵐くんと私の、2人だけの秘密

だって、素直になんてなれるはずないよ。



「期待してるよ」なんて言ったら、



コイツ頭痛くなくても保健室で期待して待ってるんじゃない?



とか、



頭撫でたくらいで惚れたんじゃね?


とか


思われるんじゃないかって思って怖くなる。



私はあくまでも、薬が効くまで保健室で休んでるだけ。

五十嵐くんはたまたま保健室に来て、五十嵐くんも休むついでに、私の頭を撫でてくれてるだけ。


私達はただ、それだけの関係。


なんとなく、それ以上を求めちゃいけない気がしていた。


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