後ろの席の五十嵐くんと私の、2人だけの秘密
『そんな短く切ったら、ポニーテールできないじゃん。残念。』
という文字の下に…
『でも可愛い。』
って書いてあるのを見つけて顔が熱くなる。
『ありがと。』
って書いて返した。
――ポニーテール好きだったの?髪まとめる時に私の香りがするって言ってたもんな…。
ドキドキしながら、ノートを取るのを再開する。
しばらくして、またトントンと肩を叩かれ、肩越しにメモを受け取った。
『今日も頭、痛くないの?』
――?…心配してくれてるのかな?
『痛くないよ』
すると、すぐにまたメモが返ってきた。
『次、いつ頭 痛くなるの?』
――どういうこと?そんなの、その日にならないとわからないじゃん。五十嵐くんだって分かってるはずなのに…。
メモを返せずにいると、またメモが回ってきた。
『松田さんが頭痛くなってくれないから、俺ずっと寝不足解消できなくて困ってるんだけど。』
――困ってる、なんて言われても…
『私に、何かできることある?』
そう書いて、また後ろに回す。
五十嵐くんからなんて返事が来るか、なんとなく予想して期待してる自分がいた。
しばらくしてメモが返ってきた。