後ろの席の五十嵐くんと私の、2人だけの秘密

――あれ?普通に会話できてる?


五十嵐くんとまともに話したことないから、いざ2人で話すとなると、何も話せない気がしてたけど、意外と普通に喋れた。


自分でもびっくり。


靴箱に着くと、亜紀と中野くんが並んで待ってくれてた。


「あ!きたきた。2人とも、早くー!」


亜紀に呼ばれて、私達は急いで靴に履き替えて外に出た。


駅までの道のりは4人でワイワイ喋りながら歩いた。


サッカー部の裏話とか聞かせてもらって、大笑いしながら駅に辿り着く。


クレープ屋さんがある彩瀬駅までは電車で2駅程。


ホームで電車を待ってる間も、4人で話してクスクス笑い合った。


電車がホームに入ってきて、私達4人も人波に流されながら乗車する。
最初は4人で一旦固まってたけど、後ろの人に押されて少し詰めたら、自然と私だけ奥に流されていってしまった。

< 50 / 76 >

この作品をシェア

pagetop