後ろの席の五十嵐くんと私の、2人だけの秘密
顔を赤くしながら一生懸命話す亜紀の横で「俺も一緒。」なんて中野くんが言うもんだから、漂ってきた幸せオーラで、自分まで気恥ずかしく感じてしまう。
それを誤魔化すようにクレープを食べようとしたら、五十嵐くんの視線を感じて目線だけ五十嵐くんに向けた。
私が今、食べようとしていたのは、五十嵐くんがさっきイチゴを食べるためにかじった部分。
私だけ意識してるのかと思ったら、もしかして五十嵐くんも…?
ドキドキしながらゆっくりと、五十嵐くんがかじった後を口にした。
途端に、五十嵐くんが一瞬だけ顔を赤くしてちょっと視線を逸らす。