後ろの席の五十嵐くんと私の、2人だけの秘密

顔を赤くしながら一生懸命話す亜紀の横で「俺も一緒。」なんて中野くんが言うもんだから、漂ってきた幸せオーラで、自分まで気恥ずかしく感じてしまう。


それを誤魔化すようにクレープを食べようとしたら、五十嵐くんの視線を感じて目線だけ五十嵐くんに向けた。


私が今、食べようとしていたのは、五十嵐くんがさっきイチゴを食べるためにかじった部分。


私だけ意識してるのかと思ったら、もしかして五十嵐くんも…?


ドキドキしながらゆっくりと、五十嵐くんがかじった後を口にした。


途端に、五十嵐くんが一瞬だけ顔を赤くしてちょっと視線を逸らす。

< 58 / 76 >

この作品をシェア

pagetop