後ろの席の五十嵐くんと私の、2人だけの秘密

「私も…落ち着くの。五十嵐くんといると。」


「…俺が、松田さんを好きになった理由と一緒じゃん。」


「ドキドキも…する。」


「それも一緒。」


そう言って、五十嵐くんが、そのまま少し腕に力を入れて、また抱きしめてくる。


「じゃあ、好き?…俺のこと。」


「……!」


――心臓が…ドキドキして…苦し…


「…好きって…言ってよ。」


――言って…いいのかな。


「五十嵐くん…」


「ん?」


そう言って五十嵐くんが少し体を離して、私の顔を覗き込んできた。

薄暗いけど、うっすらと顔が赤くなってるのがわかった。


私も絶対赤くなってるし、恥ずかしいけど…
そろそろ、素直になりたい。


「私も、五十嵐くんのことが…好きです。」

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