没落寸前の伯爵令嬢ですが王太子を助けてから雲行きがあやしくなってきました
「売るようにと…?」
「はい」
「そうか…。フィリシティの母君はその首飾りについてどう感じていたように見えたか教えてほしい」
「母は病にたおれて1か月でこの世を去りました。死期を悟ったころに一度話しましたが、本当はもっと話すことはあるけれどもう体力がないと…」
「悪かった。つらいことを思い出させた…」
フィリシティがつらそうに見えたのかレオンはフィリシティの手をぐっと握ったが、フィリシティは構わず続けた。
「大丈夫です。人間はいつか死ぬもの。母が死んだと悲しんでいては弟を立派な伯爵にすることはできません。母の死は乗り越えましたから」
フィリシティは気丈に笑顔をつくるとつづける。
「はい」
「そうか…。フィリシティの母君はその首飾りについてどう感じていたように見えたか教えてほしい」
「母は病にたおれて1か月でこの世を去りました。死期を悟ったころに一度話しましたが、本当はもっと話すことはあるけれどもう体力がないと…」
「悪かった。つらいことを思い出させた…」
フィリシティがつらそうに見えたのかレオンはフィリシティの手をぐっと握ったが、フィリシティは構わず続けた。
「大丈夫です。人間はいつか死ぬもの。母が死んだと悲しんでいては弟を立派な伯爵にすることはできません。母の死は乗り越えましたから」
フィリシティは気丈に笑顔をつくるとつづける。