没落寸前の伯爵令嬢ですが王太子を助けてから雲行きがあやしくなってきました
「レオン殿下」

いたたまれずフィリシティは顔をあげた。

「もしやクランドンがミカリオン王家の天敵だったのではございませんか?五百年もの間裏切り続けていたのでは?」

母が言った、クランドンは腐っているという言葉。あのときの吐き捨てるような軽蔑するような行状を思い出し、なおのことその思いは強くなった。

もしそうだとすればどうしたらいいのか。

ミカリオンを裏切り続けていたのに、ミカリオンの貴族として存在し続けることなど…この場所に居続けることなど許されるというのだろうか。
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