没落寸前の伯爵令嬢ですが王太子を助けてから雲行きがあやしくなってきました
「これは…」

「一週間後の王宮での夜会の招待状だ。あなたをご招待したいとレオン殿下がお考えだ。もちろんクランドン侯爵の後継者としてだ」

「え?それはお祖父様から申請があったということですか?」

あまりの急展開ではないか。

「左様。老侯爵から後継者に君をと陛下に書状が届いたのでね。今回の夜会では後継者と正式に表明するわけではないが、クランドン侯爵家令嬢としてさりげなく紹介すると言う形になる。まだ社交界への発表は避ける。老侯爵はとても夜会に参加できる身体ではないとのことなので仕方なく、そうだ仕方なく俺がエスコートする」

「ええっ!」
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