モブA子と王子様の友達


今日は3人で遊びに行く日です!


映画館の最寄駅で待ち合わせです。


2人とも、もう着いてるかな?


あ、いた!


「パンダくん!」
 

「モブちゃん!」


「ごめんなさい、私遅かったですかね?」


「ううん、そんなことないよ俺も今きたとこだし。ちょっと早いくらいじゃない?」


今日のパンダくんいつもと雰囲気が違う、、。


いつもよりオシャレで髪のセットも違う。


、、、、かっこいい。


「モブちゃんいつもと雰囲気違うね、髪下ろしてるからかな。かわいい。」


「え?!」


同じこと考えてたの?


また、ドキドキしちゃってる。


顔熱いよ〜、、、。


おちつけおちつけ私、友達の些細な変化に気づけて褒めれるなんて素晴らしいことですよ。


「ぱ、パンダくんもいつもと雰囲気違うよね、、あの、か、かっこいいです。」


「っ、、、!」


「パンダくん?」


わっ、パンダくん顔真っ赤。


初めて見た、、、


「か、かわいい。」


「、、、うるさいよ。」


ムッとした顔しても真っ赤だと怖くない。


むしろ、キュンとする。


「あーーもーー、、。一条探そ、時間になってもいない時は大体面倒なことになってるから。」


「面倒なこと?」


少し歩きながら周りを見渡すと、


「え〜お兄さん1人なんですか〜?」


「私達と遊びましょ〜よ!」


「いや約束あるからどいて。」


「絶対嘘じゃん!笑」


大きなお姉さんの声、と聞いたことある声。


って一条くん?!


まさか逆ナン?!


初めて見た、、じゃない!


「あーあ、やっぱり。」


「ど、どうしましょう。」


「一条!!!こっちこっち!!」


一条くんは無理矢理振り切ってこっちに来た。


「なんかめっちゃしつこいんだよ!」


「よし!全員で振り切ろう。」


「えっ、えっ?」


「いくよ!モブちゃん!」
 

パンダくんに手を取られた、


みんなで走り出す。


「えぇぇ〜!!」


足速い〜〜!!!!


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