タイムカプセル
「俺はここで待つ。危険を伴うが二人に任せていいか?万が一誰か来た場合、ここを警戒されないように、うまいことはぐらかすから」
つまりは見張り番である。友好国の言葉を喋れて、尚且つ外交官の力を持つ彼なら、ここを容易に守ってくれるであろう。私は頷いた。
「ああ、頼んだぞ」
校内に入りたい気持ちもあったが、さすがに危険だと判断し、抑制した。
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