婚約破棄されたので、好きにすることにした。
スープは香辛料が入っていて、風邪を引いていた身体を温めてくれる。
「うん、おいしい」
温かい食事で少し気分が落ち着いてきた。
ふとエーリヒを見ると、彼は自分の食事にはまったく手を付けずに、何か考え込んでいる様子だった。
「……ごめんなさい、エーリヒ」
謝罪すると、彼は首を傾げる。
「なぜ謝る?」
「だって、変な魔法をかけてしまって……」
「いや、むしろ助かる。何せ剣も魔法も通用しないから、多少無謀なことをしても大丈夫だ」
「だめよ、無理はしないで」
クロエは慌てたが、何をしても傷を負うことはないのに無理と言うのだろうか、と真顔で尋ねられて口を閉ざす。
そんなクロエに、エーリヒが自分のサンドイッチを分けてくれる。ずっと眠っていたので、お腹がすいていた。
二人分のサンドイッチを食べたあと、クロエはエーリヒの様子を伺う。
彼はずっと考え込んでいるようだ。
右腕にかけられた魔法のことではないのなら、何のことだろう。
「ねえ、エーリヒ」
「ん? スープも飲むか?」
「違うわ。エーリヒもちゃんと食べないと駄目よ。そうではなくて、何か心配なことでもあるの?」
「うん、おいしい」
温かい食事で少し気分が落ち着いてきた。
ふとエーリヒを見ると、彼は自分の食事にはまったく手を付けずに、何か考え込んでいる様子だった。
「……ごめんなさい、エーリヒ」
謝罪すると、彼は首を傾げる。
「なぜ謝る?」
「だって、変な魔法をかけてしまって……」
「いや、むしろ助かる。何せ剣も魔法も通用しないから、多少無謀なことをしても大丈夫だ」
「だめよ、無理はしないで」
クロエは慌てたが、何をしても傷を負うことはないのに無理と言うのだろうか、と真顔で尋ねられて口を閉ざす。
そんなクロエに、エーリヒが自分のサンドイッチを分けてくれる。ずっと眠っていたので、お腹がすいていた。
二人分のサンドイッチを食べたあと、クロエはエーリヒの様子を伺う。
彼はずっと考え込んでいるようだ。
右腕にかけられた魔法のことではないのなら、何のことだろう。
「ねえ、エーリヒ」
「ん? スープも飲むか?」
「違うわ。エーリヒもちゃんと食べないと駄目よ。そうではなくて、何か心配なことでもあるの?」