婚約破棄されたので、好きにすることにした。
でも幸せそうにそんなことを言われてしまえば、もう何も言えなくなってしまう。
クロエだって、エーリヒと寄り添って歩くのは、とても嬉しい。
買い物を済ませて家に戻る。
明日は朝からお弁当を持って、東にある大きな公園で薬草採取だ。
翌朝。
クロエはエーリヒが起きる前に手早くお弁当を作り、軽く朝食を作ってからエーリヒを起こした。
「おはよう、エーリヒ。良い天気よ」
「……うん」
まだ少し寝惚けているのか、いつもよりもゆっくりとした動作で起き上がる姿が愛しい。
心が通じ合うと、ごく当たり前の日常だったことも、こんなにも愛おしく感じるのかと驚いた。
ふたりで朝食をとり、身支度を整えてから、お弁当を持って家を出た。
いつも行く商店街ではなく、自然の多い東側に向かう。
この王都は、周囲を頑丈な壁で囲われている城塞都市だ。
大きな城門は騎士団によって厳重に守られていて、簡単に出入りすることはできない。けれど規模はかなり大きい。
広い王都の中央に大きな街道があり、それは北にある王城まで続いている。
街道の両側には商店が立ち並び、市場や王都の外から来た商人の屋台もある。
クロエだって、エーリヒと寄り添って歩くのは、とても嬉しい。
買い物を済ませて家に戻る。
明日は朝からお弁当を持って、東にある大きな公園で薬草採取だ。
翌朝。
クロエはエーリヒが起きる前に手早くお弁当を作り、軽く朝食を作ってからエーリヒを起こした。
「おはよう、エーリヒ。良い天気よ」
「……うん」
まだ少し寝惚けているのか、いつもよりもゆっくりとした動作で起き上がる姿が愛しい。
心が通じ合うと、ごく当たり前の日常だったことも、こんなにも愛おしく感じるのかと驚いた。
ふたりで朝食をとり、身支度を整えてから、お弁当を持って家を出た。
いつも行く商店街ではなく、自然の多い東側に向かう。
この王都は、周囲を頑丈な壁で囲われている城塞都市だ。
大きな城門は騎士団によって厳重に守られていて、簡単に出入りすることはできない。けれど規模はかなり大きい。
広い王都の中央に大きな街道があり、それは北にある王城まで続いている。
街道の両側には商店が立ち並び、市場や王都の外から来た商人の屋台もある。