婚約破棄されたので、好きにすることにした。
王女のカサンドラはわがままで手に負えないが、魔女が複数いれば、ジーナシス王国のように互いに制御し合うことができる。
それに子どものうちにしっかりと力の使い方を学ばせれば、国の役に立つ魔女になるのではないかと考えているのだろう。
キリフの婚約者も、誰でも良いわけではなかった。
臣下になるとはいえ、キリフが王族の血を引いているのは事実なのだから、あまり身分の低い者では周囲が納得しない。
この国の軍事を担うメルティガル侯爵家が、臣下となるキリフの身内となることに不安を唱える者もいたらしい。
だがキリフはあくまでもクロエの夫になるだけであり、メルティガル侯爵家は継ぐのはサリバである。
むしろ王位を巡る火種とならないように、しっかりとキリフを監視することができる立場のほうが好ましいと、国王陛下は考えたようだ。
さらにその見返りとして、魔女であるカサンドラを降嫁させる。
魔女の降嫁は、メルティガル侯爵家の悲願だ。
そのために、何としてもキリフとクロエの婚姻を成立させなくてはならない。
それに子どものうちにしっかりと力の使い方を学ばせれば、国の役に立つ魔女になるのではないかと考えているのだろう。
キリフの婚約者も、誰でも良いわけではなかった。
臣下になるとはいえ、キリフが王族の血を引いているのは事実なのだから、あまり身分の低い者では周囲が納得しない。
この国の軍事を担うメルティガル侯爵家が、臣下となるキリフの身内となることに不安を唱える者もいたらしい。
だがキリフはあくまでもクロエの夫になるだけであり、メルティガル侯爵家は継ぐのはサリバである。
むしろ王位を巡る火種とならないように、しっかりとキリフを監視することができる立場のほうが好ましいと、国王陛下は考えたようだ。
さらにその見返りとして、魔女であるカサンドラを降嫁させる。
魔女の降嫁は、メルティガル侯爵家の悲願だ。
そのために、何としてもキリフとクロエの婚姻を成立させなくてはならない。