婚約破棄されたので、好きにすることにした。
「あっ、焦げちゃう」
料理を再開しようとして振り返ると、ふと目の前にアイテムボックスの画面が出てきた。
「え、何?」
驚いて画面を凝視すると、アイテムボックスの中に、今までなかった文字が見えた。
醤油×∞
味噌×∞
米×∞
「……へ?」
その文字を読み取って、思わず間の抜けた声が出る。
「もしかして……。魔法、使っちゃったの?」
魔力を込めたつもりはないが、声に出して願いを言ってしまった。
欲しいと願ったのはたしかだが、こう簡単に叶えられてしまうと、嬉しさよりも戸惑いのほうが大きい。
「クロエ?」
声が聞こえたのか、まだ寝ていたはずのエーリヒの声がした。
振り返ると、心配そうにこちらを見つめている青色の瞳と目が合った。
「どうかしたのか?」
「エーリヒ。どうしよう。私、ちょっと怖い……」
思わず、自分の肩を抱きしめるようにしてそう言う。
「何が怖い?」
ふとその手に温もりを感じた。
いつのまにかエーリヒが傍にいて、クロエの手をしっかりと握っていてくれた。
「ちょっと欲しいなと思っただけのものが、勝手にアイテムボックスに入っていて。何だか怖くなって」
料理を再開しようとして振り返ると、ふと目の前にアイテムボックスの画面が出てきた。
「え、何?」
驚いて画面を凝視すると、アイテムボックスの中に、今までなかった文字が見えた。
醤油×∞
味噌×∞
米×∞
「……へ?」
その文字を読み取って、思わず間の抜けた声が出る。
「もしかして……。魔法、使っちゃったの?」
魔力を込めたつもりはないが、声に出して願いを言ってしまった。
欲しいと願ったのはたしかだが、こう簡単に叶えられてしまうと、嬉しさよりも戸惑いのほうが大きい。
「クロエ?」
声が聞こえたのか、まだ寝ていたはずのエーリヒの声がした。
振り返ると、心配そうにこちらを見つめている青色の瞳と目が合った。
「どうかしたのか?」
「エーリヒ。どうしよう。私、ちょっと怖い……」
思わず、自分の肩を抱きしめるようにしてそう言う。
「何が怖い?」
ふとその手に温もりを感じた。
いつのまにかエーリヒが傍にいて、クロエの手をしっかりと握っていてくれた。
「ちょっと欲しいなと思っただけのものが、勝手にアイテムボックスに入っていて。何だか怖くなって」