婚約破棄されたので、好きにすることにした。
「こんな小さな願いを叶えて怖がっているクロエなら、大丈夫だ。俺の知っている魔女……。王女は、貪欲だった。次から次に願いを叶えて、自分の思うままに振る舞っていた」
王女を騙るときだけ、エーリヒの端正な顔が少し曇る。
「クロエならきっと、無意識に自分で力をコントロールしている。だから、怖がらなくても大丈夫だ」
子どもに言い聞かせているような優しい口調の言葉に、不安が消えていく。
「うん。ありがとう」
むやみに恐れるよりも、前向きに考えて、自分でしっかりと制御できるように頑張らなくてはならない。
やっとそう思えるようになって、クロエは笑みを浮かべる。
「頑張る。自分の力だもの。私が頑張らないと」
気持ちを切り替えて、せっかく手に入ったのだからと味噌汁を作ってみることにした。だし入りの味噌だったので手間も掛からない。
(ああ、これこれ。やっぱり最高ね)
ひさしぶりの味に、ちょっぴり感動する。
米も手に入ったことだし、今度は和食を作ってみるのもいいかもしれない。他にも欲しい食材はたくさんあるが、安易に願ったりせず、地道に自分で探そう。
(そのほうが、きっと楽しいよね)
王女を騙るときだけ、エーリヒの端正な顔が少し曇る。
「クロエならきっと、無意識に自分で力をコントロールしている。だから、怖がらなくても大丈夫だ」
子どもに言い聞かせているような優しい口調の言葉に、不安が消えていく。
「うん。ありがとう」
むやみに恐れるよりも、前向きに考えて、自分でしっかりと制御できるように頑張らなくてはならない。
やっとそう思えるようになって、クロエは笑みを浮かべる。
「頑張る。自分の力だもの。私が頑張らないと」
気持ちを切り替えて、せっかく手に入ったのだからと味噌汁を作ってみることにした。だし入りの味噌だったので手間も掛からない。
(ああ、これこれ。やっぱり最高ね)
ひさしぶりの味に、ちょっぴり感動する。
米も手に入ったことだし、今度は和食を作ってみるのもいいかもしれない。他にも欲しい食材はたくさんあるが、安易に願ったりせず、地道に自分で探そう。
(そのほうが、きっと楽しいよね)