身代わり婚約者との愛され結婚
いつか罰がくだるのかもしれないけれど。
でも。
「あんたに罰せられるのだけは違うのよっ!!」
ガツンとヒールでベネディクトの足を踏む。
「いでッ」
掴まれていた手が弛んだ隙に、体当たりするようにベネディクトを突き飛ばした私は会場の明かりに向かって思い切り駆け出したのだが。
「――この女ッ!」
「きゃぁあ!」
ベネディクトの伸ばした手が私の髪の毛を掴む。
そのまま思い切り引っ張られたせいで、私は地面にべしゃりと倒れ込んだ。
ズザザ、と地面で擦れ膝が痛い。
ドレスからも嫌な音がしたので破れてしまっているだろう。
“折角ハンナがセットしてくれた髪もきっと台無し”
一瞬でボロボロにされた私は、幸いにも掴まれた髪がすぐに離されたお陰で上半身を起こすことは出来たのだが、痛みに顔を歪ませて。
「な、なにするのよッ!」
精一杯ギロリとベネディクトを睨みながら彼を見上げ――
「え、――く、はっ」
「絶対、絶対絶対お前らだけ幸せになんてさせねぇから……!」
座り込んでいた私に馬乗りになったベネディクトがギリッと首を両手で絞めてきた。
でも。
「あんたに罰せられるのだけは違うのよっ!!」
ガツンとヒールでベネディクトの足を踏む。
「いでッ」
掴まれていた手が弛んだ隙に、体当たりするようにベネディクトを突き飛ばした私は会場の明かりに向かって思い切り駆け出したのだが。
「――この女ッ!」
「きゃぁあ!」
ベネディクトの伸ばした手が私の髪の毛を掴む。
そのまま思い切り引っ張られたせいで、私は地面にべしゃりと倒れ込んだ。
ズザザ、と地面で擦れ膝が痛い。
ドレスからも嫌な音がしたので破れてしまっているだろう。
“折角ハンナがセットしてくれた髪もきっと台無し”
一瞬でボロボロにされた私は、幸いにも掴まれた髪がすぐに離されたお陰で上半身を起こすことは出来たのだが、痛みに顔を歪ませて。
「な、なにするのよッ!」
精一杯ギロリとベネディクトを睨みながら彼を見上げ――
「え、――く、はっ」
「絶対、絶対絶対お前らだけ幸せになんてさせねぇから……!」
座り込んでいた私に馬乗りになったベネディクトがギリッと首を両手で絞めてきた。