身代わり婚約者との愛され結婚
「ベネディクトこそ、ティナに何をしたかわかっているのか!?」
私を庇いながらレヴィンが怒鳴りつける。
レヴィンの肩口から見えたベネディクトは口端から血が滲んでおり、私を助けるためにレヴィンが殴り付けたのだとわかった。
“でも、私を庇いながらじゃ……!”
それどころか私を両腕で抱き締めるように庇っているレヴィン。
この状態では再び殴るどころか、レヴィン自身がベネディクトからの攻撃を避けることももちろん出来ない。
更に殴られたことで完全に怒りで我を忘れているベネディクトは、どこから持ち出したのかその手に拳ほどの石を握って殴りかかり――
「や、やめてぇぇえッ!」
「何をしている!」
ガキン、と甲高い金属音がその場に響く。
必死にレヴィンの頭を守ろうと伸ばしていた手を、レヴィンがそっと外し震えている私を安心させるようににこりと微笑んだ。
「少しこっちで話を聞かせて貰おうか」
「やめろ! 離せよッ」
そこには流石にこの騒ぎに気付いたのか、レヴィンが連れてきてくれたのかはわからないが駆けつけてくれた騎士がベネディクトを拘束していて。
私を庇いながらレヴィンが怒鳴りつける。
レヴィンの肩口から見えたベネディクトは口端から血が滲んでおり、私を助けるためにレヴィンが殴り付けたのだとわかった。
“でも、私を庇いながらじゃ……!”
それどころか私を両腕で抱き締めるように庇っているレヴィン。
この状態では再び殴るどころか、レヴィン自身がベネディクトからの攻撃を避けることももちろん出来ない。
更に殴られたことで完全に怒りで我を忘れているベネディクトは、どこから持ち出したのかその手に拳ほどの石を握って殴りかかり――
「や、やめてぇぇえッ!」
「何をしている!」
ガキン、と甲高い金属音がその場に響く。
必死にレヴィンの頭を守ろうと伸ばしていた手を、レヴィンがそっと外し震えている私を安心させるようににこりと微笑んだ。
「少しこっちで話を聞かせて貰おうか」
「やめろ! 離せよッ」
そこには流石にこの騒ぎに気付いたのか、レヴィンが連れてきてくれたのかはわからないが駆けつけてくれた騎士がベネディクトを拘束していて。