身代わり婚約者との愛され結婚
「ひん、ぁ、あんっ」

 私の乳首から口を離したレヴィンは、さっきの私の言葉を覚えていたからか先端を捏ねるように何度も舌を這わしながらそんな言葉を口にする。


“ブーゲンビリア……?”

 止まない愛撫にピクピクと震え、私の胸もレヴィンの手のひらの中でピクンと反応し続ける。
 
 そのせいであまり思考が纏まらないが、必死にどんな花か思い出そうとなんとか思考を巡らせていると。


「あなたは魅力に満ちている、ですよ」
「ん……っ、魅力、に……?」
「えぇ。それと、あなたしか見えないという花言葉もあります」

“あなたしか見えない――”


「これからも俺にはティナしか……」
「レヴィンのこと?」
「え?」

 私の言葉を聞いたレヴィンが一瞬きょとんと目を開いた。
 

「私、レヴィンしか見えないもの」

 そんな彼が可愛くて両手を伸ばす。
 伸ばした手で彼の頬を包むと、じわりと彼の顔が赤く染まって。


「あ、ひゃぁん!」

 ずっと胸を揉んでいた彼の手のひらが、するりとお腹を撫でて太股まで降りる。

 そしてまだ着けていた下着の上から蜜壺に指を這わせた。

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