身代わり婚約者との愛され結婚
「そういえば、どうしてレヴィン様はベネディクト様の身代わりなんてされておられるの? ご友人同士、なのですよね?」
夜会で見たレヴィン様は、ベネディクトの事を呼び捨てで呼んでいた。
侯爵家と伯爵家で確かに身分は違うが、だからこそ呼び捨てで呼ぶほど親しいのならば毎回彼が融通を利かせ身代わりをする必要などないように思える。
“身分差を理由にいいようにレヴィン様を使っているのかと思っていたけれど、それだと呼び捨てで呼ぶことを許したりはしないでしょうし……”
「確かに俺とベネディクトは友人と呼べても対等ではないんです。領地が隣同士で所謂幼なじみというやつなのですが……」
「友人なのに、対等ではない?」
「お恥ずかしい話ですが、弱いんです。それがベネディクトにもわかっているからでしょう」
レヴィン様が口にした『弱い』の意味がわからず思わず首を傾げる。
「クラウリー領は花の栽培を主にしているんです」
「えぇ、いつも一級品のお花ばかりで、王家からも依頼が入るほどと聞いておりますわ」
“王城の庭園をパーティー用に生花で飾り付けられた時はその美しさに目を奪われたもの”
夜会で見たレヴィン様は、ベネディクトの事を呼び捨てで呼んでいた。
侯爵家と伯爵家で確かに身分は違うが、だからこそ呼び捨てで呼ぶほど親しいのならば毎回彼が融通を利かせ身代わりをする必要などないように思える。
“身分差を理由にいいようにレヴィン様を使っているのかと思っていたけれど、それだと呼び捨てで呼ぶことを許したりはしないでしょうし……”
「確かに俺とベネディクトは友人と呼べても対等ではないんです。領地が隣同士で所謂幼なじみというやつなのですが……」
「友人なのに、対等ではない?」
「お恥ずかしい話ですが、弱いんです。それがベネディクトにもわかっているからでしょう」
レヴィン様が口にした『弱い』の意味がわからず思わず首を傾げる。
「クラウリー領は花の栽培を主にしているんです」
「えぇ、いつも一級品のお花ばかりで、王家からも依頼が入るほどと聞いておりますわ」
“王城の庭園をパーティー用に生花で飾り付けられた時はその美しさに目を奪われたもの”