身代わり婚約者との愛され結婚
「まぁ! 正解よ、ハンナ」

 あっさり正解を言い当てられ、けれどその花言葉を再度耳にしてつい頬が緩みそうになる。


 によによと公爵令嬢らしくない笑みだが、今この部屋には気心の知れたハンナしかいないのだから少しくらいはいいだろう……なんて考えごろりとベッドに転がった時だった。

 
“ガーベラの花束……”


 転がった私の目に飛び込んできたのは、寝室に飾ってとハンナに頼んでいたガーベラの花束だった。

「ガーベラの花言葉はなんなのかしら」

 レヴィンは、私がポピーの花を渡してすぐ赤面した。
 ということは、花言葉を店主から教えられる前に既に知っていたということなのだろう。

“なら、今まで貰った花束にも何かしらの意味があったのかしら”


 ふと気になった私がハンナにそう聞くと、まるで待っていましたと言わんばかりの笑顔をした彼女と目が合った。


「ガーベラの花言葉は『貴女は私の太陽』ですよ、お嬢様」
「太陽……?」
「レヴィン様にはお嬢様がそのように見えているのでしょう」

“私が、レヴィンにとっての……?”

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