黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
「ミオちゃんベタ惚れなんだねぇ」

「ええ!? 惚れ!?」

カァッと顔が赤くなった!

「そ、そんな訳ないじゃないですか!」

恥ずかしくて俯いてしまう。

「あっはっは!可愛いねぇ」

「さっき飲んでた時の勢いはどうしたの!」

「そんな人がいるなら見てみたいわぁ!あんた達、残念だね!ミオちゃんには格好良くて頼りになる恋人がいるってよ!」

ひとりのお姉さんが後ろに向かって何か言っているけど、私はまだ俯いたままだ。

「ミオってばノロケ? 『優しい』を2回言ったわよ」

ロッティとジャックもクスクスと笑っている。

「へ!? 何が2回でどこがノロケなのぉ!? 変なこと言わないで!ロッティ」

酔いが回ってきた私は何を言っているのかメチャクチャだ。

「全部そうでしょ?」

「違う!」

「何でよ? 彼といるとドキドキしちゃうんでしょ?」

「違うの、分かんないの!だって!ドキドキするなんておかしいでしょ?」

「……」

なんだか周りがシーンと静かになった。

「?」

キョロキョロと周りの人達を見るとポカンとした顔をしていたり、赤い顔をしていたり、俯いて震えてるような人もいた。


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