黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
「ミオ様は私達の憧れの聖女様なのです!出て行くなんておっしゃらないでくださいませ!!」
両手を顔の前で組み合わせて握り、大きな瞳をウルウルさせてお願いをするソフィー様。
お人形みたいでめちゃくちゃ可愛い!
「そしてお兄様と結婚をして私のお姉様となり、この王国でずっと暮らしてくださいませ!!」
「ええッ!? ウィル様と結婚ですか!?」
なんてことを!!
「まぁ、ソフィー!それはまだ早いわ。ミオ様は眠りから目覚められたばかり。これからふたりで愛を育んでいかなきゃ。そうね、結婚式は半年後でどうかしら?」
フフフと微笑んでいる王妃様の言葉に耳を疑う!
「お、お待ちください!私なんかより他にお似合いの方がいらっしゃいますよ!!そういう意味では早まってはダメです!」
早いの意味が違うよ!
「あの気の効かない我が息子ではミオ様にはお気に召していただけないでしょうか?」
王妃様が眉を下げてしゅんとしてしまった!
「ち、ちょっと待ってください!逆です!私がウィル様には不釣り合いです!」
「まぁ!どうしてですか?」
親子そろって首を傾げている。
何でいつの間にかウィル様とのお見合い話になってるワケ!?
「立場が違い過ぎです!一国の王子様と庶民の私ですよ!」
「聖女様なのですからウィリアムの方がお願いをする立場ですわ」
「そうですわ!」
また親子そろっておかしなことを言う!
「いいえ、私は庶民です!王族の方とは不釣り合いです!」
この世界の聖女様はそうかもしれないけど、私にはそんな風に思えない。
平凡に暮らしてきた普通の人である。
「もしかしたら、ミオ様には心に決めたお方がいらっしゃるのですか!?」
ソフィー様がまたとんでもないことを言う。
両手を顔の前で組み合わせて握り、大きな瞳をウルウルさせてお願いをするソフィー様。
お人形みたいでめちゃくちゃ可愛い!
「そしてお兄様と結婚をして私のお姉様となり、この王国でずっと暮らしてくださいませ!!」
「ええッ!? ウィル様と結婚ですか!?」
なんてことを!!
「まぁ、ソフィー!それはまだ早いわ。ミオ様は眠りから目覚められたばかり。これからふたりで愛を育んでいかなきゃ。そうね、結婚式は半年後でどうかしら?」
フフフと微笑んでいる王妃様の言葉に耳を疑う!
「お、お待ちください!私なんかより他にお似合いの方がいらっしゃいますよ!!そういう意味では早まってはダメです!」
早いの意味が違うよ!
「あの気の効かない我が息子ではミオ様にはお気に召していただけないでしょうか?」
王妃様が眉を下げてしゅんとしてしまった!
「ち、ちょっと待ってください!逆です!私がウィル様には不釣り合いです!」
「まぁ!どうしてですか?」
親子そろって首を傾げている。
何でいつの間にかウィル様とのお見合い話になってるワケ!?
「立場が違い過ぎです!一国の王子様と庶民の私ですよ!」
「聖女様なのですからウィリアムの方がお願いをする立場ですわ」
「そうですわ!」
また親子そろっておかしなことを言う!
「いいえ、私は庶民です!王族の方とは不釣り合いです!」
この世界の聖女様はそうかもしれないけど、私にはそんな風に思えない。
平凡に暮らしてきた普通の人である。
「もしかしたら、ミオ様には心に決めたお方がいらっしゃるのですか!?」
ソフィー様がまたとんでもないことを言う。