スピカ 〜異世界チート転生幽霊憑き〜

①主要キャラクターの説明

・スピカ・メラン
メラン家令嬢。16歳。主人公。
全てを見透かし全ての視界を操る魔王の瞳を持つ。かなり強力な能力だが、魔王も同じ能力を持っていたという伝説から人々が忌み嫌う能力でもある。物語の序盤では目を隠すために前髪を伸ばしていた。魔術部隊に来てからばっさりと前髪を切ったものの、落ち着かない気持ちになる時がある。
性格は引っ込み思案で面倒くさがりで臆病。人間不信な面がある。しかし気を許した人にはとても優しく面倒見が良い。恋愛には疎い。少しオタク気質。引きこもり生活が長かったこともあり、滅多なことでは外に出ず暗闇を好むことからあだ名は『モグラ』。
日本からの転生者で前世仕事を頑張りすぎて出る杭は打たれた経験があるため、地味で平凡に暮らしたいと思っている。そのため監禁同然の生活も受け入れていた。しかしジンによって外の世界へ連れ出され、そこで自信を取り戻し成長していく。

・エステル(本名スピカ・クライシス)
幽霊。
シエル共和国建国へと導いた反乱軍の女傑『深紅の魔女』であり、本名はスピカ・クライシス。深紅の魔女と知られるわけにはいかないので、エステルと名乗っていた。王家の身勝手な戦略で戦争の兵器として人体実験されてきた過去をもつ。その結果強大な力を持つこととなった。しかし唯一『魔王の瞳』だけは人工的に作り出すことが出来ず失敗してしまい、隻眼となっていた。
サバサバしていて姉御肌。スピカの頼りになる相談役。スピカに取り憑いているはずなのに、猫のように自由気ままに現れたり消えたりする。
多くの苦労を重ねてきたので元王族に対する復讐心もあったが、スピカと出会い一緒に過ごすうちに平和な世界への希望を見出すようになる。ジンの口から『深紅の魔女のレシピ』を聞いた時、絶対にこの世から消し去らねばならないと決意した。

・ジン・コリン
精鋭魔術部隊隊長。16歳。
スピカの祖母が魔法の師匠であり、そこでスピカと出会い恋に落ちた。祖母の死をきっかけに魔術部隊に入隊した。いつか必ずスピカを迎えに行くと心に誓い隊長にまで上り詰めた。スピカを突然連れ出したのは本心ではなかったものの、これはチャンスと思っている。
目標に向かって一直線。真面目で一途。クールな態度で女性からの人気も高いが、スピカ以外の女性には興味がない。努力の塊。彼の目標はスピカを幸せにすること。
魔法が上手く扱えず捨てられた過去を持つ。そんな時にスピカの祖母に拾われ弟子にしてもらった。荒んでいたのだが、名家の重圧の中で虐げられながらも優しくしてくれるスピカに心を救われた。
< 1 / 2 >

この作品をシェア

pagetop