自殺教室
「おはよ!」

「今日からまた復活だね!」


彼女たちの明るい声が教室の雰囲気を変えた。
千秋が入ってきたことで静かに様子を見守っていた生徒たち数人が席をたち、「おかえり」と、声をかけてくれたのだ。
千秋が嬉しそうに「ただいま」と返事をする。

その頬は高揚して赤く染まっている。


「今まで見て見ぬ振りをしてごめんね」

「千秋に直接話しを聞けばカンニングが嘘だってわかったのに、信じなくてごめん」


みんな、それぞれに感じることがあったようで口々に謝罪の言葉を述べる。

千秋はそのすべてに耳を貸して「うん、うん」と頷いて答えた。
それを見ていると、やっぱりイジメはクラス全員がなにかしら関係していたことなんだと、千秋は強く痛感した。
見て見ぬ振りも知らなかったも言い訳にはならない。

自分たちはこれから先全員で償っていく必要がある。
それでも千秋は今笑っていた。
目に涙を浮かべて、みんなの声を聞いて、そして笑っていたのだった。

END
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