『愛が揺れるお嬢さん妻』 かわいいひと
『この度は私の勝手な申し出を受け入れてくれてありがとうございます。
分かってるんです。
どんな家庭にもそれぞれの事情があって努力されてるのに、他所様の
家のことに口を出してはいけないって。
でも比奈ちゃんがうちの眞奈と仲良くしてくれるのがうれしくて、私・・
だから・・比奈ちゃんには笑っていてほしくて・・。
大林さんの気持ちを傷つけてしまったかもしれません。
許してください』
『気遣いありがとう。古家さんって素直で良い人なのだな。
いいよ、気にしなくて。
そこまで私たちのことを想っていてくれたなんて思ってもみなくて、
今、小さく感動してる。
安心して』
すぐに返信があった。
よかったぁ~。
彼女に気持ちが通じて。
私は涙目になりながら小さく頷いた。
それと共に、明日から比奈ちゃんがみんな帰っていなくなった保育園の片隅で
先生が付いてるとはいえ、一人ぼっちで母親を待たなくてよくなったことに
安堵が拡がりほっとした。
「瑤ちゃん、明日から苺佳ちゃんと眞奈ちゃんが瑤ちゃんがお迎えに来てくれるまで
一緒にいてくれるんだよね。よかったぁ~」
「比奈、ごめんな、今まで不安な思いさせて。
ね、眞奈ちゃんのママのこと苺佳ちゃんって呼んでるんだ?」
「うん、そうだよ。
比奈が瑤ちゃんのことケイちゃんって言うの聞いてて
眞奈ちゃんもママのこと苺佳ちゃんって呼ぶようになって、
比奈にも苺佳ちゃんって呼んでねって、眞奈ちゃんのママが言ってくれたの」
「そっか」
「あっ、でも比奈、先生や他の子の前では瑤ちゃんのことママってちゃんと言ってるよ」
「そっか・・比奈はえらいなぁ~」
「うふふっ」