『愛が揺れるお嬢さん妻』 かわいいひと
俊介を事業の後継者として迎えるにあたり、数年間は影山家の会社、もしくは他所で
働いてもらい、その後、古家家の会社で修行をと苺佳の父親は考えていた。
そして二人は大学卒業を待って付き合い始めればいいと本人たちも周りも
そのように考えていた。
苺佳はというと、結婚するのが決まっていたため、
苺佳の父親の第二秘書という名目で親の会社に入社した。
一方俊介は親の会社ではなく他所の会社に就職した。
俊介の会社では入社早々4月からの研修が忙しく、まだ苺佳との交際らしい
交際もしていないような状況の中、8月に入って影山夫妻が俊介を伴って
古家家を訪ねて来た。
急いでいたらしく、アポイントは前日だった。
古家の客間に通されると、すぐに三人がどっと頭を下げた。
「古家さん、すまない。このバカが許嫁がいるというのに、社内の女性を
妊娠させてしまいおって・・からに」
おじさんの話を聞いて、私は心の底から驚いた。
『えーっ、俊ちゃん、そんなことになってたんだぁー。やるじゃん!』
正式に交わされてはいないけれど、小さな時から俊ちゃんが
自分の将来の夫になると言われて育ってきた。
だけど、実質まだ付き合ってもなかった為、恋人で婚約者という実感もなく
・・なので、浮気されて裏切られたのだという気持ちにはならず、ただただ
両親と一緒に驚くばかりだった。
「そうですか。子供までできたのなら、どうしようもないですな。
俊介くん、周りで苺佳とのことを決めたものだから本当は家との
取り決めには不満があってこうなったのだろうか?」
「おじさん、それは違います。
僕は本当に苺佳ちゃんと結婚して古家の家に入らせてもらうつもりでいました。
軽率な行為でこんなことになってしまいましたが、本当に申し訳ありません。
気持ちを裏切ることになってしまい……
苺佳ちゃん、ほんとにごめん」
働いてもらい、その後、古家家の会社で修行をと苺佳の父親は考えていた。
そして二人は大学卒業を待って付き合い始めればいいと本人たちも周りも
そのように考えていた。
苺佳はというと、結婚するのが決まっていたため、
苺佳の父親の第二秘書という名目で親の会社に入社した。
一方俊介は親の会社ではなく他所の会社に就職した。
俊介の会社では入社早々4月からの研修が忙しく、まだ苺佳との交際らしい
交際もしていないような状況の中、8月に入って影山夫妻が俊介を伴って
古家家を訪ねて来た。
急いでいたらしく、アポイントは前日だった。
古家の客間に通されると、すぐに三人がどっと頭を下げた。
「古家さん、すまない。このバカが許嫁がいるというのに、社内の女性を
妊娠させてしまいおって・・からに」
おじさんの話を聞いて、私は心の底から驚いた。
『えーっ、俊ちゃん、そんなことになってたんだぁー。やるじゃん!』
正式に交わされてはいないけれど、小さな時から俊ちゃんが
自分の将来の夫になると言われて育ってきた。
だけど、実質まだ付き合ってもなかった為、恋人で婚約者という実感もなく
・・なので、浮気されて裏切られたのだという気持ちにはならず、ただただ
両親と一緒に驚くばかりだった。
「そうですか。子供までできたのなら、どうしようもないですな。
俊介くん、周りで苺佳とのことを決めたものだから本当は家との
取り決めには不満があってこうなったのだろうか?」
「おじさん、それは違います。
僕は本当に苺佳ちゃんと結婚して古家の家に入らせてもらうつもりでいました。
軽率な行為でこんなことになってしまいましたが、本当に申し訳ありません。
気持ちを裏切ることになってしまい……
苺佳ちゃん、ほんとにごめん」