『愛が揺れるお嬢さん妻』 かわいいひと

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『うんまぁね。時々残業で22時頃になったりすることもあるけど。
飲みとか仕事以外で遅くなるっていうのはないかな』


『・・・』


『やだぁ~、そんなでもないよー。
まぁ家計とか私が管理してるから好きなものを好きなように買えるけどね。

ン? そうなんだ麻衣んところは大変だね。なんかいい方法あるといいね』



『・・・』



『えっ、何もかも手に入れて羨ましいって? そんなことはないよ。
私にだって足りないものはあるわよ』



『・・・』


『うんとねぇ、ドキドキときめきなくがなくなったかな。

 実はさ俊介に冷めてきてんの。

 どこかにいい男《ひと》いないかなって思うもの』
 


やだっ、私ったら何言ってんのかしら。

あんまり麻衣が自分と旦那のことで愚痴ったり羨んできたりするものだから、
上手く慰められなくて俊介さんのことを下げてしまった。


俊介のことは好きだし、惰性で暮らしているわけでもない。


 夫婦の時間は今でもドキドキしてるのに。

 私の駄目なとこだなー、本人いないからって下げちゃ駄目でしょ。



 今のは反省だよ、理恵。

 と思っていたら、麻衣が地雷を踏んできたぁ~。
 地雷なのに私はつい喰いついてしまう。
 

えっ? 子供は作らないのかって?



『ないない。私、子供って嫌いなんだよね。

できれば料理だってしたくないくらいなのに、子育てなんて無理、絶対無理。 

 姉の子育て見ててよけいそう思うもん。
 子供の世話なんか真っ平よ。疲れるだけでしょ。

 自分の時間なんてなくなっちゃうだろうし。
 子供なんていらない。

 これ大きな声で言えないけど私、ピル飲んでるんだ、妊娠しないように』


『・・・』


『うん、麻衣の推測通り。
 私、どうしても俊介さんと結婚したかったから。

 妊娠したーって言ったらすぐに籍入れてくれて、ほんといいヤツだよー。

 何でもすぐ信じてくれるから助かるわー。ちょろい旦那だよ』


『・・・』
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