『愛が揺れるお嬢さん妻』 かわいいひと
そうだな、例え友達との約束があったとしても以前の苺佳や眞奈なら
もっと残念がったはずだ。
『じゃあ、日曜に行こう』って言ったはず。
だが今回それが全くなく、あっさりとしたものだった。
そこ・・だ。
俺の感じた違和感。
ここで初めて家族からの自分の存在意義が薄くなっていることに気付いたのだ。
この半年間、美羅に心奪われてる間、俺は家族に対していい加減な気持ちでしか
向き合ってこなかったのは明白。
『参ったなぁ~』
そう思いながら、この時でさえ英介の中で美羅と切れるという選択肢は
なかったのである。
疑うことを知らないウブでお嬢様気質の苺佳に浮気がバレることは
まずないだろうと英介は高を括っていたのである。
しかしながら、それ以降、頭の片隅には芽生えた違和感を
確認してみたいという欲求が生まれ、木々の緑に夏の訪れを
感じられるようになった月の最後の週末にまた娘を誘ってみることにした。
前回とは違い、週初めに誘ったのだが、やはり色よい返事は返ってこなかった。
「折角時間が取れたのに残念だなぁ。
次はまたいつ一緒にお出掛けできるか分かんないぞ、眞奈」
「英介さん、折角誘ってくれたのにごめんなさい。
あれから比奈ちゃんとは週末に遊ぶ約束になってて、
今は結構盛り上がってるからアレだけど飽きてきたら、また誘ってやって。
今は親といる時間よりお友達と一緒に遊ぶのが楽しいらしいの」
「そっか、分かった。
じゃあ、友達との遊びが落ち着いたら苺佳、教えて。
また時間作るからさ」
「うん、分かった」
もっと残念がったはずだ。
『じゃあ、日曜に行こう』って言ったはず。
だが今回それが全くなく、あっさりとしたものだった。
そこ・・だ。
俺の感じた違和感。
ここで初めて家族からの自分の存在意義が薄くなっていることに気付いたのだ。
この半年間、美羅に心奪われてる間、俺は家族に対していい加減な気持ちでしか
向き合ってこなかったのは明白。
『参ったなぁ~』
そう思いながら、この時でさえ英介の中で美羅と切れるという選択肢は
なかったのである。
疑うことを知らないウブでお嬢様気質の苺佳に浮気がバレることは
まずないだろうと英介は高を括っていたのである。
しかしながら、それ以降、頭の片隅には芽生えた違和感を
確認してみたいという欲求が生まれ、木々の緑に夏の訪れを
感じられるようになった月の最後の週末にまた娘を誘ってみることにした。
前回とは違い、週初めに誘ったのだが、やはり色よい返事は返ってこなかった。
「折角時間が取れたのに残念だなぁ。
次はまたいつ一緒にお出掛けできるか分かんないぞ、眞奈」
「英介さん、折角誘ってくれたのにごめんなさい。
あれから比奈ちゃんとは週末に遊ぶ約束になってて、
今は結構盛り上がってるからアレだけど飽きてきたら、また誘ってやって。
今は親といる時間よりお友達と一緒に遊ぶのが楽しいらしいの」
「そっか、分かった。
じゃあ、友達との遊びが落ち着いたら苺佳、教えて。
また時間作るからさ」
「うん、分かった」