『愛が揺れるお嬢さん妻』 かわいいひと
「いやっ、俺分かったんだよ。俺には瑤じゃなきゃだめだって。
友美と付き合ったからこそ分かるんだよ」
「あのさぁ、うち、子供いるんだよね。帰ってくれないか」
玄関の中まで入って来てよりを戻そうと必死になっているこの男をなんとかしないと
比奈が怖がるだろうから、そう思いひとまず玄関から押し出した。
『えっ? なんで?』
玄関を出て私の視界に飛び込んできたのは、私に気付き破顔一笑する
袋を下げた苺佳の姿だった。
どうすりゃぁいいんだ、このシチュエーション。
固まった一瞬を突かれ、瑤は長渕に抱き縋られてしまった。
流石にこの構図はまずい。
瑤は咄嗟に手を伸ばし『苺佳!』と苺佳の名を呼んだ。
すると呼応するように苺佳が持っていた袋を、伸ばした瑤の手に持たせて言った。
「瑤ちゃん、比奈ちゃんと食べてね」
それだけ言うと踵を返し、苺佳は足早に帰って行った。
「長渕、お前、何てことしてくれんの」
「えっ?」
「消えて! 消えろ! 私の前から消えろ!」
「そんな・・」
「人の気持ちを考えられないようなヤツとはパートナーどころか
友達にもなれないっ、つってんだよ」
私は抱き付いてた長渕を引き剝がした後、袋を家の中に持って入り比奈を呼んだ。
「比奈ー! 緊急事態発生ー! 今から眞奈ン家《ち》行くよー」
「比奈も行くー」
どうせ苺佳の行き先は自宅だろうからと、心を落ち着かせ
比奈を車に乗せて家を出た。
私は意気消沈した面持ちでトロトロと歩いている長渕を車で追い越した。
苺佳の家の前の道幅の広い道路に駐車して苺佳の家の駐車場に目をやると
もう帰宅しているみたいだった。
友美と付き合ったからこそ分かるんだよ」
「あのさぁ、うち、子供いるんだよね。帰ってくれないか」
玄関の中まで入って来てよりを戻そうと必死になっているこの男をなんとかしないと
比奈が怖がるだろうから、そう思いひとまず玄関から押し出した。
『えっ? なんで?』
玄関を出て私の視界に飛び込んできたのは、私に気付き破顔一笑する
袋を下げた苺佳の姿だった。
どうすりゃぁいいんだ、このシチュエーション。
固まった一瞬を突かれ、瑤は長渕に抱き縋られてしまった。
流石にこの構図はまずい。
瑤は咄嗟に手を伸ばし『苺佳!』と苺佳の名を呼んだ。
すると呼応するように苺佳が持っていた袋を、伸ばした瑤の手に持たせて言った。
「瑤ちゃん、比奈ちゃんと食べてね」
それだけ言うと踵を返し、苺佳は足早に帰って行った。
「長渕、お前、何てことしてくれんの」
「えっ?」
「消えて! 消えろ! 私の前から消えろ!」
「そんな・・」
「人の気持ちを考えられないようなヤツとはパートナーどころか
友達にもなれないっ、つってんだよ」
私は抱き付いてた長渕を引き剝がした後、袋を家の中に持って入り比奈を呼んだ。
「比奈ー! 緊急事態発生ー! 今から眞奈ン家《ち》行くよー」
「比奈も行くー」
どうせ苺佳の行き先は自宅だろうからと、心を落ち着かせ
比奈を車に乗せて家を出た。
私は意気消沈した面持ちでトロトロと歩いている長渕を車で追い越した。
苺佳の家の前の道幅の広い道路に駐車して苺佳の家の駐車場に目をやると
もう帰宅しているみたいだった。