辺境の貧乏令嬢ですが、次期国王の王妃候補に選ばれてしまいました
幼い頃、彼女が花の種に『早くお花さんが咲いて、ずっとずっときれいでいてくれますように』と〝祝福〟を使ったときから、花々は急速に成長を遂げ、今も枯れることなく咲き続けていた。
(『花を咲かせる能力』なんて、どう役立てればいいの?)
この世界に生きる者は一定の年齢に達すると、妖精の祝福によって必ずなんらかの能力が発現する。
たとえば長兄のトリスタンなら、帯電能力だ。
武人の彼は主に戦闘時に武器に雷をまとわせて使うが、先ほど盗み聞きしたときのように音を自分のもとへ届けることもできる。
原理はリティにもわからないが、なにかに電気を付与して音を運んでいるらしい。
(『花を咲かせる能力』なんて、どう役立てればいいの?)
この世界に生きる者は一定の年齢に達すると、妖精の祝福によって必ずなんらかの能力が発現する。
たとえば長兄のトリスタンなら、帯電能力だ。
武人の彼は主に戦闘時に武器に雷をまとわせて使うが、先ほど盗み聞きしたときのように音を自分のもとへ届けることもできる。
原理はリティにもわからないが、なにかに電気を付与して音を運んでいるらしい。