辺境の貧乏令嬢ですが、次期国王の王妃候補に選ばれてしまいました
妃になった以上、他国に赴くこともないわけではない。
戦鳥に適さない地域でも移動手段に困らないよう、乗馬を教えてもらっている。
デルフィーヌは馬車に乗れと再三言い続けていたが、リティはエリーズの語る乗馬の魅力に取りつかれていた。
もともと動物が好きなのもあり、今ではひとりで軽く歩かせる程度は馬を操れるようになっている。
(この後の乗馬のために頑張ろう……。お昼ご飯も死守しなくちゃ……)
リティが押しつけられた教本をいやいや開くと、誰かが扉を叩いた。
これ幸いと慌ててデルフィーヌのもとを逃げ出し、外の人物を招き入れる。
「ランベール様! お仕事が終わったんですね」
戦鳥に適さない地域でも移動手段に困らないよう、乗馬を教えてもらっている。
デルフィーヌは馬車に乗れと再三言い続けていたが、リティはエリーズの語る乗馬の魅力に取りつかれていた。
もともと動物が好きなのもあり、今ではひとりで軽く歩かせる程度は馬を操れるようになっている。
(この後の乗馬のために頑張ろう……。お昼ご飯も死守しなくちゃ……)
リティが押しつけられた教本をいやいや開くと、誰かが扉を叩いた。
これ幸いと慌ててデルフィーヌのもとを逃げ出し、外の人物を招き入れる。
「ランベール様! お仕事が終わったんですね」