【書籍化】もふもふ聖獣と今度こそ幸せになりたいのに、私を殺した王太子が溺愛MAXで迫ってきます
フランチェスカがレオナルドと婚約することになったきっかけはふたつ。
ひとつはシュネーの癒しの力。
病や傷を治す特別な力だ。
そしてふたつめは契約の儀をきっかけにグレイシャーに気に入られたこと。
以前、フランチェスカはグレイシャーが近づいてきた時に白銀の毛並みを堪能していた。
それは無知故にグレイシャーが神獣だと知らなかったからだ。
そして今のフランチェスカは知っている。

グレイシャーは本来、気高く気性も荒いということを。
自分から人に興味を示して触れにいくということは滅多になかった。
レオナルドの婚約者になってからフランチェスカも契約の儀に参加したが、壇上から見ている時にグレイシャーは会場に降り立つことは一度もなかったことを思い出す。

そして歴代の王妃の中でもグレイシャーに気に入られることはかなり重要視されている。
でなければグレイシャーが守る王達に触れることはできないからだ。
つまりグレイシャーが気に入らなければ、どれだけ権力があっても、聖獣が立派で力を持っていようと関係ない。
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