自国最強の騎士団長様は私が守ります。だって私、世界最強ですから!
サラに促されて中へと入ると、可愛らしい外観と同じく、店内も可愛らしく装飾された雑貨が所狭しと並んでいた。きちんと整理された可愛い小物達が目に飛び込んでくる。ふと隣を見ると、いつもクールなサラが瞳をキラキラとさせながら小物やアクセサリーを見つめていた。
「リリアーヌ様、見て下さい。こちらのリボンとても可愛らしいです。あっ、こちらのブローチもリリアーヌ様に似合いそうです」
しかし手に取るのは、私に似合いそうだいう物ばかり。
サラったら少しは自分の物も選んだら良いのに。
ゆっくりと買い物を終えたが、馬車が来る30分前だった。
「リリアーヌ様、あちらにカフェがあるようです。あちらで待たれますか?」
「そうね。あそこなら馬車が来てもよく見えるわね」
カフェに入りお茶とケーキを注文する。もちろんサラの分も注文した。主人と同じ席に着き、お茶をすることに恐縮しつつも、サラはゆっくりと椅子に座った。このまま立っていては逆に目立ってしまうからだ。その様子をリリアーヌはクスクスと笑いながら見つめた。楽しく買い物をし、美味しいお茶とケーキを食べれば、嫌なことも一時でも忘れる事が出来た。気づけば馬車が迎えに来る時刻。
楽しい時間はあっと言う間ね。