女嫌いの天才脳外科医が激愛に目覚めたら~17年脈ナシだったのに、容赦なく独占されてます~
「そうなんですね」
玲人くん、モテるものね。患者さんにも彼を好きだという人がいるかもしれない。
「私も今度思い切って笠松先生に差し入れしようかな。でも、受け取ってはくれるだろうけど、本気で相手にしてくれなそう」
「笠松先生もナンパな感じに見えるけど、難航不落なんですね。お互い頑張りましょう」
 そんな話をしながら真美さんと途中まで一緒に帰り、スーパーに寄って帰宅。
 すぐにキッチンに直行して、玲人くんに差し入れを作った。
 ゆっくり食べる時間なんてないだろうから、具だくさんのおにぎりを準備。
 具はブリ、鮭、たらこ、ちりめん山椒、梅。
 あと、唐揚げとポテトサラダも入れて完成。
 お弁当を持ってすぐに病院に戻ると、慶子先生夫婦に裏口の玄関ですれ違った。
「あら優里ちゃんじゃない。そっか、今日が初出勤か」
 慶子先生が私に気づき、抱きついてきた。
「はい。そうです。……あっ、あの初めまして。慶子先生の幼馴染の木村優里といいます」
 慶子先生の言葉に頷きながら、横にいる大柄な男性に目を向ける。
 
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