女嫌いの天才脳外科医が激愛に目覚めたら~17年脈ナシだったのに、容赦なく独占されてます~
 一口飲むが、全然美味しいと感じなかった。
 ただ苦いだけの飲み物。記憶なくすくらい酔えたらいいのにな。
 だが、飲むのは一杯に抑える。明日も仕事があるから。
 なにがあったって、次の日は平気な顔をして仕事をしなければならない。
 一気に飲み干すが、素面のままだった。
 いつもは少し頭がぼんやりしてくるのにな。
 寝たいけど、今の状態だと一睡もできないかも。どうしたらぐっすり寝れるだろう。
 そんなことを考えながら、寝室に向かうが優里の姿がない。
 どこへ行った?
 玄関に行くと、彼女の靴があった。
 外には出ていない。
 他の部屋も探すが、リビングに行ったらカーテンが揺れているのに気づいた。
 ベランダに出ると、ウッドチェアに優里が座っている。
 夏とはいえ、黒のホットパンツにピンクのタンクトップでは肌寒いだろう。
「なにしてんの?」
 声をかけると、彼女はあたふたしながら答える。
「え? あの……ちょっと星でも見ようかなって思って」
「ここからじゃ街の明かりが強くて星なんかよく見えないよ。急にどうしたの?」
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