女嫌いの天才脳外科医が激愛に目覚めたら~17年脈ナシだったのに、容赦なく独占されてます~
ジーッと玲人くんを見ていたら、紙袋を手渡された。
「優里、そんなことよりこれ」
「あっ、はい。おばあちゃん、玲人くんが芋羊羹買ってきてくれたよ。お茶入れるね」
 おばあちゃんは芋羊羹が大好きで、玲人くんはそのことを覚えていて、私にも内緒で用意してくれたのだ。
 早速羊羹を出して切り、お茶を入れる。
 ソファに向かい合って座って雑談している玲人くんとおばあちゃんに羊羹とお茶を出すと、私も玲人くんの横に腰を下ろした。
「そういえば、優里が玲人くんのところでお世話になってるって。迷惑かけてごめんなさいね。優里、なるべく早く新しいアパート見つけないとダメよ」
 祖母にはアパートの隣人の問題があって、玲人くんのところに居候させてもらっていて、今、四条総合病院で働いていると伝えている。
 祖母に叱られ、なんと答えようかと考えていたら、玲人くんが祖母に告げる。
「華江さん、迷惑だなんて思ってませんよ。それに、優里がよそに行くことはありません。ずっと僕と一緒にいます。優里と婚約したんです」
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