女嫌いの天才脳外科医が激愛に目覚めたら~17年脈ナシだったのに、容赦なく独占されてます~
 ああ。とっても素敵な笑顔。
 彼の目に今日の私がとびきり綺麗に映っていますように――。
 この日を何度夢見ただろう。
 私の妄想でしかないと諦めた時もあった。
 本当に玲人くんと結婚するなんて……ね。
 彼の横に並ぶと、皆で賛美歌を歌い、牧師による聖書の朗読……など式が順調に進んで行くけど、私はリハーサルがなかったせいかずっと心臓がバクバクしていた。
 誓いの言葉になって玲人くんが牧師の言葉に「はい、誓います」と答えると、私の緊張はMAXに――。
「新婦優里、健やかなる時も、病める時も……愛することを誓いますか?」
「は、はい……誓います」
 少し声がつっかえてしまったけど、なんとか言えた。
 そのことにホッとしていたら、いつの間にか誓いのキスになっていて、玲人くんに頬に触れられハッと我に返った。
「ボーッとしないの」
 彼がフッと笑って私にゆっくりと口づける。
 みんながいるのにキスするなんて……は、恥ずかしい。
 顔の熱が急上昇するのを感じている間に、玲人くんの唇が私から離れ、彼が私の手を握ってきた。
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