女嫌いの天才脳外科医が激愛に目覚めたら~17年脈ナシだったのに、容赦なく独占されてます~
 しばらくすると、ブルーのTシャツと黒の短パン姿の玲人くんがキッチンにやってきて、リビングにいる私に声をかける。
「テレビのリモコンはソファの前のテーブルの上にあるから」
「あっ、うん」と返事をしつつも、ソファから立ち上がって、キッチンに行く。
「冷蔵庫とか見ていい?」
 彼に尋ねると、「そんなに退屈?」と返された。
「なにが入ってるのか興味があって」
「最近買い物行ってないから冷凍食品しかない」
 淡々と答える玲人くんの言葉を聞いて冷蔵庫を開けると、飲み物と卵とチーズしかなかった。
 しかし、冷凍庫はギッシリ詰まっていて高級ホテルのスープやシチュー、ハンバーグなどが入っている。
「うわー、市販のじゃないんだ。美味しそう」
「そう思えるってことは食欲があるってことか」
「ねえ、玲人くん、このかぼちゃのポタージュ飲んでみたい。それにクロワッサンでいいかも」
 冷凍食品を出して玲人くんに見せたら、「好きにすれば」と言われた。
 玲人くんにお皿を出してもらって冷凍食品をレンジで温めていると、彼が横で冷蔵庫から卵を出してオムレツを作り出した。
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