【極上溺愛】エリート鬼上司は無垢な彼女のすべてを奪いたい
状況が分からないなりに小さく会釈をしてくれる賢人さんに、昴は一瞬顔色を変えた。
「お付き合いしてる……?」
息を飲んだような間のあと、昴はすぐに元の笑顔を浮かべる。
「そっか。今度大学のメンバーで集まろうって話してるんだよ。また連絡するから」
そう言うと昴は「じゃあな」と言って外灯がぼんやり照らす通りを歩いていった。
「なにしに来たの……?」
とりあえずほうっと息をついてから、はっとする。隣を振り仰ぐと満面の笑みを浮かべた賢人さんと目が合った。
「詳しく、話を聞かせてほしいな」
目の奥の真剣な光に「はい」と頷くほかなかった。